フィリピン視察2018
経済発展の著しいフィリピンへ視察に行って参りました。
フィリピンの経済成長
フィリピンは1990年代まで経済成長率がASEAN主要国の中で最下位でしたが、今ではトップクラスにまで上り詰めています。フィリピンがここまでの経済発展を遂げた要因として以下の点が挙げられます。
◇ 生産年齢人口の増加
日本人の平均年齢が46歳であるのに対して、フィリピン人の平均年齢は24歳と非常に若く、高度経済成長になりやすい高齢者が少なく若者が多い人口比率となっています。
今後もこの『人口ボーナス期』が続くと予測されており、ますますの経済成長が見込まれています。
◇ 個人消費の増加
在外フィリピン労働者からの国内への送金により所得が増え、個人消費も増加しています。
フィリピン人の購買意欲も高く、GDPの7割以上が個人消費とも言われています。
◇ 英語人口の高さ
フィリピンは公用語が英語のため、フィリピン人の9割が英語を話すことができます。
英語人口の高さによってアメリカをはじめとした海外からコールセンターなどのアウトソーシング先として選ばれており、フィリピンのサービス業の発展に繋がっています。
有望な投資ランキングでも上位を東南アジア諸国が占める中、フィリピンが第1位を獲得しています。
フィリピンの首都マニラの中でも、特に発展しているマカティやBGC(ボニファシオ・グローバルシティ)では高層ビルが建ち並び、建設途中のビルも多く見られました。
BGCは広大な土地をゼロから再開発した街ということもあり、道路が広々と整備されてまるで先進国のような景観です。
高層ビルの他に広々とした公園や大型ショッピングモールがあり、オフィス街としてだけでなく商業の中心地という面も持ち合わせています。
その半面、未開発のエリアでは昭和30~40年代を彷彿とさせる町並みが残っていました。
また、マニラでは交通渋滞が発生することも多く、今後はインフラ面での発展も予想されます。
様々な分野での発展が期待できるフィリピンはこれからも注目が集まりそうです。