夏の味覚 かき氷
今月8日、台風が持ち込んだ暖かい空気と強い日差しの影響で、東海地方はこの夏一番の暑さとなりました。
名古屋市では37.8℃まで上がりましたが、岐阜県多治見市では最高気温40.6℃を記録しており、今年全国で初めて40℃を超えています。
さて、気温によって売れる商品も変わってきますが、30℃になるとかき氷がよく売れるようになるそうです。
アイスクリームの場合は意外と低く、22~23℃ほどと言われています。
もちろんアイスクリームも冷たくておいしいのですが、味わいが濃厚である分、食後ベタベタしてしまうことや、のどが渇きやすいことから真夏日には避けられやすいようです。
一方でかき氷はさっぱりしているので、気温が高いほど好んで食べられます。
日本では古くからかき氷が食べられていました。
少なくとも平安時代の頃から食べられていたことが分かっています。
ただ、冷凍技術のない時代の氷は非常に貴重でしたから、手軽にかき氷が楽しめるようになったのは明治時代以降からです。
ちなみに、かき氷にかけられるシロップの定番と言えば、イチゴやメロン、ブルーハワイ、レモンなどでしょうか。
これらのシロップは味が同じで、違うのは着色料と香料だけという話です。
見た目と香りで脳が錯覚を起こし、別々の味に感じるそうです。
以前はかき氷を食べるならお祭りや自宅であることが多かったかもしれませんが、最近はオリジナリティあふれる創作系かき氷を出すお店が多くなっています。
たとえば、フルーツをきれいに盛りつけて見た目も美しいかき氷や、クリームがかかったパフェのようなかき氷などがあります。
天然氷だけを使い、シロップにもこだわっているかき氷専門店も人気です。
機会がありましたら多種多様になったかき氷をぜひ味わってみてください。