年末の大掃除

今年も残すところ、あとわずかとなりました。毎年、年末になると、家の大掃除に励む人は多いのではないでしょうか。

年末に行われる大掃除の習慣は、元々は神様をお迎えするためのもので、日本古来の神事である煤払いに由来しています。煤払いとは平安時代から行われていた神事で、新しい年を迎える歳神様に敬意を示すために、家の中の煤や汚れを払って清める行事です。

年末の大掃除は日ごろ中々掃除しない場所を綺麗にするいい機会でもあります。今回は大掃除が捗るコツや、重曹とクエン酸を使った掃除の方法についてご紹介します。

大掃除用チェックリストを作る

忙しい年末の時期だからこそ、時間や労力を節約するために作っておきたいのが大掃除のチェックリストです。あらかじめ必要事項を書き出しておけば、手順に迷うことや、後から掃除用具を買い足すようなことがなくなります。具体的には下記のようなリストを作成するとよいでしょう。

  • 掃除する場所
  • 掃除する順番
  • 掃除する内容
  • 掃除に使う道具

重曹を使った掃除の方法

油分や手アカ、アルコールなどの汚れは酸性のため、アルカリ性の重曹を使って落とすのが効果的です。

◎換気扇の掃除

500mlのぬるま湯に大さじ2杯の重曹を加えたものを換気扇にスプレーして拭き取れば、油汚れが落とせます。

◎排水口の掃除

排水口全体に重曹を振りかけて5分ほど置き、ブラシやスポンジでこすってすすぐと、油分が落ちてすっきりツルツルになります。水アカや便器の黄ばみ汚れはアルカリ性のため、酸性のクエン酸(お酢)を使って落とすのが効果的です。

クエン酸を使った掃除の方法

◎シンクの掃除

200mlの水に小さじ1杯のクエン酸を加えたものをシンク全体にスプレーし、マイクロファイバークロスなどで乾拭きすれば水アカが落とせます。

◎トイレの掃除

クエン酸水を黄ばみ汚れの気になる部分にスプレーし、トイレットペーパーを貼り付けて、さらに上からスプレーした後30分ほど放置してから拭き取ります。

 大掃除をして綺麗になった我が家で、気持ちよく新年を迎えたいですね。