新500円硬貨
今月1日から『新500円硬貨』の発行が始まりました。
絵柄や大きさは今までと同じなのですが、新たな偽造防止技術がいくつも施されています。
まず素材がニッケル黄銅の1種類から、ニッケル黄銅・白銅・銅の3種類になっており、「バイカラー・クラッド(二色三層構造)」という偽造防止技術が取り入れられています。
外側と内側とで素材が異なるため、色も違って見えます。
硬貨の縁には斜めにギザが彫られていますが、一部分だけその形を変える「異形斜めギザ」と呼ばれる技術も導入されました。
また、硬貨表面の端には肉眼では見えないほどの小さな文字も彫り込まれているそうです。
500円硬貨が変更となるのは21年ぶりのことになります。
今年度中には新500円硬貨を約2億枚発行し、その後も徐々に流通量が増やされる予定です。
ただ、現在旧500円硬貨は約50億枚流通しているため、実際に目にすることができるのはまだ先になるかもしれません。
もし新500円硬貨を手にしても、自動販売機やセルフレジなどの中には対応していないものも多いようなので、使うときには注意が必要ですね。