春の全国交通安全運動

4月6日より「春の全国交通安全運動」が始まりました。
愛知県では今年の交通事故死亡者数が39人まで上り、全国ワーストとなっていることから「交通死亡事故多発警報」も出されています。

4月は入学したての小学1年生が登下校を始める時期です。
小学生の交通事故の危険が高まる期間でもあるため、毎年4月に「交通安全運動」が開催されています。
ちなみに、秋にも交通安全運動が行われるのですが、それは日没までの時間が急激に早くなり、夕暮れや夜間に交通事故が多発しやすくなることが理由です。

小学生のうち、交通事故による死者・重傷者数は6年生よりも1年生の方が約3.7倍多いというデータがあります。
また、登校中よりも下校中の方が事故が多く、時間帯は午後3時~4時と言われています。
そして小学生の事故の原因で1番多いのが「飛び出し」です。
子どもは背が低いため障害物に隠れて見えないこともありますから、見通しの悪い場所では特に注意が必要になります。

「春の全国交通安全運動」は4月15日まで行われ、交通ルール順守の呼び掛けや安全指導、取り締まりが強化されます。
運転する際は、慣れた道だとしても楽観的に考えず、「人が急に飛び出してくるかもしれない」などの危険予測をしっかり行うようにしていきましょう。