松の内

2018年に入り、早くも半月が過ぎようとしています。
皆様は正月飾りの片づけは終わられましたでしょうか?

門松などの正月飾りを飾っている期間を『松の内』と呼ぶそうです。
その期間は地域によって1月7日までだったり、1月15日までだったりと異なります。
さらに短いところでは、1月3日までという地域もあるそうです。
鏡開きも松の内が終わってから行う風習であるため、1月11日に行う地域があれば、1月20日に行う地域もあります。

そもそも鏡開きは年神様が宿った鏡餅を、正月が終わり年神様が帰られた後に無病息災を願って食べる風習です。
門松は、年神様が迷うことないように目印として飾られています。
年末の大掃除も元々は年神様を迎える準備として行われていました。
慣習として何気なく行っている一つ一つに由来があるのです。
また、鏡餅を包丁で切るのは切腹を連想させることから、手や木槌で割ることにされています。
そして「割る」という表現も縁起が悪いため、「開く」という言葉を使って「鏡開き」と言われるようになったそうです。

2月には節分、3月には桃の節句と、日本の伝統行事は数多くあります。
行事をただ行うだけでなく、その由来を知っていくこともおもしろいものだと思います。