桜の開花予想

暖かい日が続くようになり、春の訪れを感じることが多くなりました。
発表されたばかりの桜の開花予想によると、今年のソメイヨシノの開花は、全国的に平年より10日前後早くなるそうです。

桜の開花には冬の寒さと春の暖かさが関係しています。
桜は夏に翌年開花する花芽を作り、いったん休眠に入ります。
そして冬に一定期間の低温にさらされて休眠から目覚めることを『休眠打破』と呼びます。
休眠打破が行われた後、気温の上昇と共に花芽が成長し、春を迎える頃に咲くという訳です。
この冬は全国的に記録的な厳しい寒さの日があった一方で、1月を過ぎてからは平年より気温が高い日が多かったため、花芽の成長が促され、開花も平年より早くなるという予想となりました。

高知市では、早くも今月10日に桜の開花が確認されています。
広島市でも3月11日に桜の開花が発表されており、平年より16日、昨年よりも11日早く、広島市では1953年からの統計開始以来、最も早い開花です。

さて、名古屋市の開花予想はどうかというと、3月17日より咲き始め、3月25日頃には満開を迎えるそうです。
花粉がつらい時期でもありますが、春本番ももう間もなくということなのでしょう。