花見文化

春の楽しみのひとつに『お花見』を挙げる方は多いかと思います。
元々は奈良時代に梅の花を観賞していた催しが、平安時代に入って観賞対象が桜に代わり、江戸時代の頃から桜の下で食事を楽しむ今のスタイルになりました。
私たちにとっては毎年の恒例行事となっているお花見ですが、今ではお花見を目的として来日する外国人観光客が増えているそうです。

様々な要因が考えられますが、4月は外国人観光客数が増加する傾向があります。
ちょうど桜のシーズンと重なることもあり、自然と要因の一つとしてお花見が挙げられています。

実際に外国人観光客向けのお花見ツアーも増えており、風情の違う様々な桜の名所を見て回ったり、用意された席での宴会を楽しむそうです。
中には桜前線を追うように北上する観光ルートを選ぶ旅行者もいるという話です。

桜というと、やはり一番に思い浮かべるのはソメイヨシノでしょうか。
名古屋では昨年より9日早い3月19日に開花し、今ではすっかり葉桜となっています。
しかしソメイヨシノに代わり、5月にかけて藤やツツジ、芝桜が咲き始めて、私たちを楽しませてくれることでしょう。
春の桜だけでなく、季節ごとに見られる数多くの日本の魅力がもっと世界へと広まれば、更なる外国人観光客の招致に繋がるかと思われます。