降水確率と傘
今年のゴールデンウィークは、前半はあいにくの天気だったものの、後半は快晴が続き、
絶好の行楽日和となりました。
一方で、沖縄では5月4日に梅雨入りしており、平年より6日早かったそうです。
また、各地の梅雨入りは平年並み、梅雨明けは早まるという予想も発表されています。
さて、傘を持ち歩く目安に降水確率を参考にしている方は多いかと思います。
ただ、降水確率何パーセントから傘を持っていった方がいいのかは悩ましい問題ですね。
そもそも、降水確率とは「予報区内で降水量1mm以上の雨または雪の降る確率」です。
過去のデータの統計に基づいて算出されており、たとえば降水確率30%の場合は、
「過去に同じ気象条件が100回あったとして、そのうちの30回は降水量1mm以上の雨または
雪が降った」ということになります。
ちなみに降水確率はあくまで確率であって、雨量や時間は関係ありません。
そのため、降水確率が30%でも暴雨になることもあるのです。
降水確率が30~40%のときは折り畳み傘、それ以上のときに普通の傘を持ち歩くという
意見をよく聞きますが、降水確率だけでなく、雨雲レーダーなど他の情報も参考にした上で
判断した方が良いとされています。
天気予報で「大気が不安定」といった言葉があるときは大雨になる可能性もありますから、
気象情報はこまめにチェックしていきましょう。