インフルエンザの発生
9月に入り、早くも名古屋市内でインフルエンザの発生が報告されました。
すでに学級閉鎖を実施した小学校もあります。
名古屋市だけでなく全国各地でも、まだ数は少ないですが学級閉鎖を行う学校が現れ始めています。
インフルエンザというと、冬に流行する印象が強いかと思います。
過去の推計患者数を見ても、インフルエンザのピークは空気が乾燥して気温が低くなる12月から2月までの期間になります。
9月にインフルエンザが発生する原因としては、夏休みシーズンに海外旅行者が増えるため、海外からインフルエンザウイルスが入り込みやすくなり、夏の疲れで体力や免疫機能が落ちているこの時期にインフルエンザにかかりやすくなると言われています。
インフルエンザ対策の基本は『手洗い・うがい』です。
インフルエンザに感染する要因の多くは、手に付いたウイルスが口や鼻から体内に入ってしまうことです。
そのため、ハンドソープやアルコール消毒液を使うことでウイルスを洗い流し、感染力を失わせることができます。
うがいをすることでも、のどの乾燥を防ぐほかに、清潔に保つことで感染の対策になります。
うがい薬を使うとさらに効果的だそうです。
ワクチンを接種することでも100%感染を防げるわけではありませんが、感染予防だけでなく重症化を抑える効果が期待できます。
8月に比べれば暑さが落ち着き、過ごしやすくなってきました。
しかし朝晩の冷え込みで日中との温度差が激しく、体調を崩しやすい時期でもあります。
まだインフルエンザが流行する時期ではないからと油断せず、しっかり対策を行っていきましょう。