心を整える断捨離

現代は何でもすぐに手に入る時代、だからこそ気を付けていないと家の中は物で溢れかえってしまいます。 タイトルの断捨離という言葉ですが、元はヨガの教えである、

「断行」 「捨行」 「離行」

を指しています。

・断行…新たに不要な物が入らないよう遮断すること

捨行…不要な物を捨てること

・離行…物への執着から離れること

断捨離は単なる片付け論ではなく、自分にとって不要な物を「断って」「捨てる」、物への執着から「離れる」ことで、快適に生活しよう・身軽に生きようという、より良い人生を送るための考え方といえます。

≪ 断捨離のメリット ≫

・節約効果

必要のない物は買わないようになるため、無駄遣いを抑えることができ、出費が減ります。

・時間に余裕ができる

物が減る事で、家の中の物の位置を把握しやすくなるため、探し物をする時間が減り、時間に余裕がもてるようになります。

・メンタルヘルスの向上

「部屋の状態はその人の心理状態を表す」といいますが、物理的な空間を整理することで心の中も整理され、精神面にゆとりが生まれます。また、視界から入る情報が減るため、ストレスが軽減します。

≪ 断捨離の手順 ≫

①基準を決めて分類する

 まず「必要・不要・保留」の箱を用意します。1年使わなかった書類は捨てる、3年着なかった服は捨てる、などの基準を決めて分類します。残しておくか捨てるかで迷ったのであれば、保留にしておきましょう。

②捨てる物の量や数を決める

 不要の箱に入っているものは処分します。必要の箱に残った物をもう一度見直し、本当に残すべきか再度検討します。すぐに判断するのが難しい場合は保留の箱に入れて1カ月ほど様子を見ます。期間内に一度も使わない場合は今後も使う見込みがないものとして「捨てても良い」と判断します。

③カテゴリー別に収納する

 必要な物の量や数を決めたら、カテゴリー別に分けて収納スペースに収めていきます。使用頻度の高い物は取りやすい位置に置き、使用頻度が低い物は奥の方に置いておくと良いでしょう。

年末にかけて、まずは1時間だけ、あるいは一部屋だけ断捨離をしてみるのはいかがでしょうか。