心を整える断捨離のススメ

近年は片付けブームなのか、「断捨離」「ミニマリズム(ミニマリスト)」などといった
ワードをよく耳にします。

コロナ禍の今、自宅で過ごす時間が増えたために家を整える人が増えていると聞きます。
とは言え、物の総量が多い人や、大掃除以外に掃除をしないような人は、何から手を
つけたらいいのか途方に暮れてしまいますよね。
やる気になって物を引っ張り出したはいいけれど、物を広げただけで余計に汚くなった、
懐かしい本が出てきてつい読みふけってしまった・・・など、ありがちな話かと思います。

さて、冒頭に出てきた「断捨離」という言葉ですが、元はヨガの教えである、
「断行(だんぎょう)」・「捨行(しゃぎょう)」・「離行(りぎょう)」を指しているそうです。
意味は、

◎断行・・・新たに不要な物が入らないよう遮断すること
◎捨行・・・家にある不要な物を捨てること
◎離行・・・物への執着から離れること

だそうです。

一般的に片付けといいますと、物を元の場所へ戻したり、不要な物を処分することですよね。
しかし「断捨離」は、自分にとって不要な物を「断って」「捨てる」、物への執着から「離れる」ことで、
快適に生活しよう・身軽に生きようという、単なる片付けを超えた、より良い人生を送るための考え方と
いえます。

物でも情報でもそうですが、現代は何でもすぐに手に入る時代ですよね。
だからこそ、気を付けていないと家の中は物で溢れかえってしまいます。
物で溢れかえった部屋は、視界に入ればストレスがたまるものです。
必要な物がすぐに出てこなくて探し物をしたり、買った途端に同じ物が出てきたりして、時間もお金も
無駄にしてしまいます。
毎日少しずつでも不要な物を手放すことで気持ちがスッキリしますし、無駄な出費を減らすことができます。
また、スペースに余裕が生まれれば、それが心の余裕へとつながっていくといいます。
まずは、消費期限がハッキリしていて、いる・いらないの判断がしやすい冷蔵庫の整理から始めてみては
いかがでしょうか?