新年のご挨拶

旧年中は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございました
皆様のご健康とご繁栄を 心からお祈り申し上げます
本年も何卒 よろしくお願い申し上げます

新年ということで、気持ちを新たに1年の目標を考える方は多いことと思います。しかし三日坊主という言葉があるように、なかなか思うように目標が達成できないまま時が経ち、気付けば新年の抱負を忘れてしまっているというのは誰しも経験があることではないでしょうか。

「試しに何かに挑戦してみよう」と決心するのはとてもいいことです。その場合重要なのは「習慣を決心する」ことです。例えば資格試験で「頑張って勉強しよう」と考えるのではなく、「1日5分だけでも毎日勉強しよう」習慣で考えてみてください。

1回だけ何かを全力でやる、というのは、少年マンガの必殺技ならいざ知らず、現実社会では大きな成果に結びつくことはあまりありません。何よりも重要なのは「積み重ね」なのです。

「継続は力なり」と言います。目標を達成するためには、「渾身の一発」ではなく「続けられる習慣」を考える必要があります。

具体的にどうしたら行動を習慣化できるかですが、挫折を防ぐためには失敗するのが難しいくらいに目標を小さく設定することがおすすめです。

この考え方を提唱したのはアメリカでやる気の研究をしているスティーヴン・ガイズという人物。彼は「体を鍛える」という目標のために「1日1回、腕立て伏せをする」ことにしました。人間は、一度始めてしまえばやる気が継続するので、たった1回で終わらず、1日10回や時には100回もできて、最終的に大きな目標を達成したのです。

小さな目標はスタートになります。例えば勉強なら「参考書を開くだけ」、ダイエットなら「体重計に乗る」など、どんなに調子の悪い日でも実行できる簡単なものにします。実際にそれだけで終わることは、あまりありません。このまま終わるのも「なんだかもったいないなぁ……」と感じるはずです。

また、継続のためには、カレンダーやスマホアプリなどに記録をつけて、成果を目に見える形で残すことも大切です。「これだけやり遂げた」という実感が達成感に繋がります。

まずは小さな目標づくりから、新年を始めてみるのはいかがでしょうか。