自己肯定感の大切さ

自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れ、自己価値を認識する気持ちのことです。自分の弱さやネガティブに感じていることも認め、価値ある存在として受け入れる力ともいえます。自己肯定感が高いと、他人と比較せず自分自身を尊重し、大切に思うことができるため、心の安定をもたらし、充足感や幸福度、身体の健康にもよい影響を与えてくれます。 自己肯定感の形成には、幼少期の成功体験や、周囲から無条件に受け入れられた経験、自分の存在価値を認められた経験が影響します。両親や兄弟など様々な人から、ありのままの自分を受け入れられた経験が多い人ほど自己肯定感が育まれやすいのです。

しかし、幼少期に過度に他人と比較されたり、能力や存在を否定するような言葉を頻繁に受けると、自己肯定感が徐々に低下してしまうそうです。自己肯定感が低い状態が続くと、些細なミスでも過度に気にしてしまい、自己否定に陥りやすい傾向があるといいます。

自己肯定感は日々の積み重ねで少しずつ高まっていくものです。そこで、自己肯定感を高める方法をいくつかご紹介します。

毎日良かったことを日記につける

「今日のご飯が美味しく作れた」「散歩している犬が可愛くて癒された」など、ちょっとした良かったことを毎日日記につけてみる

・小さな目標を設定して実行する

 「隣の席の人に、少しだけ大きな声で挨拶する」「ひと駅手前で降りて歩いて帰る」など実行可能な目標を実行してみる

心の中で自分を褒める

 何か失敗してしまった時「あぁ、また失敗してしまった」と思っても、追加で「でもこの部分は上手くできたな」と良かったところも褒める

・肯定的な言葉をかけられたら出来るだけ受け取る

「その服似合うね」など、肯定的な言葉をかけられたら、出来るだけ「ありがとう」と受け取ってみる

ネガティブな言葉を置き換える

 例えば「頑固」は「意志が固い」、「優柔不断」は「思慮深い」など、自分のネガティブな側面を別の言葉で言い換えてみる

自己肯定感が高まるとストレスを感じにくくなります。また自己肯定は他者肯定にも繋がり、周囲の人も心地よくなります。より自分らしく、心身共に健康な生活を送りたいですね。