名古屋の大須
今や名古屋の代表的な観光地の一つである『大須』。
大須観音をはじめ、多種多様な店が並ぶ大須商店街は買い物客や観光客が行き交い、土日では約7万人もの人が訪れるとも言われています。
大須は1610年の名古屋城の築城をきっかけに、1612年に岐阜羽島の大須観音が移転したことで賑わい始めました。
それ以来、この区域のことも『大須』と呼ばれるようになります。
戦時中の名古屋大空襲により大須も甚大な被害を受けましたが、復興後は映画館が20館も建つなどして繁華街として見事に復活を果たしました。
しかしその後は、栄地区で都市計画が進み百貨店や地下街ができたことや、100メートルの幅のある若宮大通によって栄地区と分断され、栄から行き来する人が少なくなり大須は閑散としていくようになります。
一時的に寂れることになった大須ですが、都市計画から外れたことで大須ならではの特色が生まれることにもなりました。
1977年にはラジオセンターアメ横ビル(現 第一アメ横ビル)が建ち、家電量販店やパソコンショップが集まり始め、電気街として発展していきます。
さらに大須の西側に地下鉄鶴舞線「大須観音駅」ができたことで、それまで最寄り駅が東側の地下鉄名城線「上前津駅」だけだった頃に比べアクセスしやすくなりました。
空き店舗をそのままにしなかったことも大須の活性化に繋がっています。
大須は名古屋の中心地の栄に近い場所にあるので、そんな大須で店を持ちたいと思う若者はたくさんいます。
空き店舗と開店希望者を結びつける仕組みを築き上げた結果、今のような多国籍な料理店から若者向けの雑貨店、そして代々続いている老舗までが同じ通りに並ぶ「ごった煮」のような状態の大須商店街ができたのです。
弊社がオフィシャルパートナーを務めております名古屋グランパスのオフィシャルショップも、4月より大須商店街でオープンしております。お近くにいらっしゃることがありましたら、ぜひお立ち寄りください。