生花を長持ちさせる方法
2月~3月は、バレンタインデーやホワイトデー、卒業式など、イベントごとが多く、
お花をいただく機会が増えるのではないでしょうか?何もない空間にお花があると
華やかな気持ちになり、できるだけ長く楽しみたいと思いますよね。
先日、お客様よりお便りをいただいたのですが、そのお客様は、毎日仏壇に生花を飾っているそうで、
毎日水を変え、霧吹きで葉にも水をかけるようにしてから、以前は2週間で枯れていた花が、
一ヶ月以上枯れないようになったそうです。
また、花にあげる水にお酢を少々加えるのも良いそうです。
他にも、自宅で簡単に切り花を長持ちさせるコツを調べてみました。
1. 「水切り」をする
プレゼントにもらう花束には綺麗なラッピングが施されているかと思います。
もったいないと感じてしまいますが、ラッピングはすぐにはずします。
葉や花を傷つけないように丁寧に外したら、切り口が乾かないうちに、水切りをしましょう。
水切りとは、茎の先を水に浸した状態で茎を切ることです。
水を吸い上げる面が多くなるよう、茎は斜めに切ります。
2.余分なつぼみや、枝葉は剪定する
水切り後、たっぷりと水の入った花瓶に切り花を挿します。
そのとき、水に浸かってしまう部分の葉は、生ける 切り花を長持ちさせるために、
水をきれいな状態にすることは大切です。
花器に合わせて、余分なつぼみや枝葉を前に必ず取り去りましょう。
葉が水に浸かったままでは、水が腐りやすくなってしまいます。
3.水の量に注意する
切り花をいけるとき、水の量が多いとしっかり水を吸い上げてくれますが、
一方で、水に浸っている茎は傷みやすく、水も腐りやすくなるので注意が必要です。
花は元気が良いほどしっかり水を吸い上げますので、花束を生けた始めのうちは、
水が少なくなりすぎないようにして、咲き終わりには水の量を加減しましょう。
4. 飾る場所について
切り花を飾るときには、明るく、室温が高くなりすぎない場所を選びましょう。
植物は、葉や花からの蒸散と呼吸をすることによってカロリーを使っていきますが、
気温が高いほど、蒸散や呼吸の活動が高まることがわかっています。
強風や直射日光のあたる場所、冷暖房器具の近くは避けて飾りましょう。
いかがでしたか。
簡単にできることですので、お花をいただいた時などに、ぜひ実践してみてください。