卵に関する小技と栄養

卵は、さまざまな料理に使われるとても優れた食材です。常に冷蔵庫に常備している方も多いのではないでしょうか。卵焼きや目玉焼きは勿論、卵かけご飯など、卵は調理法によって見た目や食感が大きく変わる食材の一つです。今回は、卵についての小技を紹介いたします。

卵の割り方にはコツがある!

卵を割るのが苦手でも、ポイントを押さえれば綺麗に割ることができます。

①平らな面に卵を打ち付ける

②ヒビの面を上にして卵を割入れる 角で卵を割ると、ヒビは入りやすいものの、ヒビが細かく入り過ぎて、割った時に殻が落ちやすくなります。平らな面に打ち付けると、内側に向かってくぼむため、綺麗に割ることができ、殻も入りません。ヒビを入れたらヒビの面を上にして、親指を添えてパカッと割りましょう。上にすることで殻が落ちるのを防げます。

ゆで卵の殻は簡単にむける!?

ゆで卵は、レモン汁やお酢を使うと簡単にむく事ができます。

①鍋に水と常温に戻した卵を入れます

②そこにレモン汁またはお酢を、卵3~4個に対して大さじ1程度入れて、お好みの時間茹でます

③茹で上がったら、卵に細かいヒビを入れて軽くつまむ要領でむくと殻がスルッとむけます

レモンやお酢に含まれるクエン酸には、卵の殻の炭酸カルシウムを溶かす効果があり、殻をむきやすくしてくれます。他にも、クエン酸にはタンパク質を固める力があるので、殻が割れても白身が湯に溢れ出ないようにしてくれます。

面倒な工程も、一工夫で手間を省く事が出来るので、ぜひお試しください。

卵には栄養がいっぱい!

卵には、人に必要な栄養素が満遍なく含まれており、完全栄養食品と言われています。特に卵には、良質なタンパク質が含まれており、牛肉や牛乳よりも体に吸収されやすいことが分かっています。卵には脂質も含まれているので、食べ過ぎに注意が必要なのと、食物繊維とビタミンCは含まれていないので、食事の際は野菜や果物も一緒に摂りましょう。栄養成分は、火を通しても熱に弱い成分がわずかに減る程度で、ほとんど変わりません。

卵は、調理のバリエーションが豊富なので、いろんな卵料理を楽しんでみてください。