体に良い食べ物5選!

体に良い食べ物と聞くと、どのような食べ物を思い浮かべますか。今回は、研究結果により体に良いと言われている食べ物を5つ紹介します。

(1)魚

魚をよく食べる人は、あまり食べない人に比べて死亡リスクが低いそうです。2015年に行われた約67万人の  データを分析した研究では1日に60gの魚を食べる人は、死亡リスクが12%も低くなることがわかっております。

(2)野菜・果物

世界4大医学雑誌で発表された論文によると、野菜と果物の摂取量が1単位(約80g)増えるごとに、死亡リスクが低くなる傾向が認められたそうです。摂取目安の理想は1日約400gですが、難しい場合は少量でも良いそうです。

(3)茶色い炭水化物

茶色い炭水化物とは、玄米や雑穀、そば粉、全粒粉など精製されていない全粒穀物のことを指します。循環器関連の論文を掲載している団体で 発表された論文によると、茶色い炭水化物をよく食べる人はほとんど食べない人に比べて、心血管疾患やがんによる死亡リスクが低いことが明らかになったそうです。この研究では、白い炭水化物の量を減らし、全粒穀物を1日に少なくとも48g以上摂取することが推奨されております。

(4)オリーブオイル

世界的権威のある総合医学雑誌で発表されたスペインの大規模研究によると、地中海食をベースにオリーブオイルを1日大さじ4杯以上摂取したグループは、脳卒中や心筋梗塞の発症や死亡リスクの減少が認められています。

(5)ナッツ

地中海食のひとつであるナッツも、先ほど紹介したオリーブオイルと同じ研究で動脈硬化リスクの減少が認められています。具体的には、ナッツ類は1日に30g程度摂ることが推奨されています。なお、オリーブオイルやナッツを含む研究結果は、地中海食をベースにして得られたものです。地中海の食生活では「魚や生の果物を摂る」「バターやマーガリンを控える」といったことも必要なため、単にオリーブオイルやナッツだけを摂ればいいわけではないことを留意しておくことが必要です。

残念ながら「これさえ食べればよい」という万能な食べ物はありません。 健康のためには、食事をバランスよく適量食べることを心がけましょう。