食品添加物の注意点
自然食品を多く摂ることで体質改善できるという話をよく聞きます。逆に、食品添加物をたくさん摂ると、体質が悪くなったり、慢性的に体調を崩しやすくなったりします。今回は、食品添加物が体に及ぼす影響や、体に摂り入れないようにする工夫などについて調べました。そもそも、食品添加物にはどんな役割があるのでしょうか。
・食品の腐敗や酸化などを防ぎ、食品を長持ちさせる
・味、香り、見た目をよくする
・天然の物より材料費を抑えられる
・栄養分を強化する
こうした効果がある事から、安価で、見た目も風味もよく、長持ちする食品を安定的に作ることができます。一方で、食品添加物には気を付けたい点もあります。
・複数の添加物による体への影響
食品添加物は、厚生労働省が安全性を認めたものだけが使用を認められています。しかし、安全性の調査は添加物単体で行われており、長期間にわたって摂り続けた場合の、体への影響は調査されていないので、注意する必要があるかもしれません。
・味覚への影響
風味を良くする添加物は、天然由来のものより味が強くなります。低カロリーを謳った飲料等に含まれる人工甘味料は、甘みが砂糖の200倍もあるそうです。摂取し過ぎると、味覚が鈍ってしまう事があるかもしれません。
・アレルギーの表記が分かりにくい
食品添加物の材料にアレルギー原材料があっても、一般的には原材料としては表示されません。表示されるのは、添加物が何に由来しているかです。(「カゼイン(乳由来)」、「ペクチン(りんご・オレンジ由来)」等)アレルギーのある方は、よく確認して購入しましょう。
食品添加物を摂らないようにするには、まずファストフードや、市販のスナック菓子を控える事です。安くて美味しいため、つい食べてしまいますが、食品添加物が多く含まれる傾向があります。全ての食品に気を使うのは難しいですが、日常的に使っている、塩、砂糖、醤油、味噌、みりん等の調味料を無添加のものに変えていけば、摂取量を無理なく減らす事ができるでしょう。