生活に溶け込むAIを使おう

ここ最近よく耳にするAI(エー・アイ)は、その進化も加速度的に高まっており、一気に注目が集まっています。

日本を代表する文学賞である直木賞と芥川賞の受賞者が「ChatGPT(AIを使ったコンピュータとの対話ツール)に執筆させたところがある」と、インタビューで答え、世間は驚かされました。また、将棋などのボードゲームでは、人間がAIに勝つどころか、優劣の局面を判断する正確なモノ差しとして使われています。AIは、怖いもののように感じるかもしれませんが、実はとても簡単に使える便利な相棒のような存在になっています。

現在有名なAIといえば、ChatGPTでしょう。これは、サンフランシスコに拠点を置く、人工知能の開発および普及を目的とした非営利研究機関が開発し、公開しているものです。最新版では、法律や科学、医学など、さまざまな分野で大学院生並みの知能があり、的確な回答を得られるとされています。

試しにChatGPTに、「きのこ類を使った体に良いメニューと作り方を教えて」と伝えてみました。すると瞬時に「きのこ類は栄養価が豊富で、様々なビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。体に良いメニュー例と、作り方を紹介します」と答え、“きのこと豆腐の煮物”“きのこスープ”のレシピを教えてくれました。ChatGPTを使って今夜のおかずを考えることもできそうです。

現在ではChatGPTだけでなく、更に使いやすくしたCopilotというソフトがあります。「生活習慣病予防になる料理を教えて」と質問したところ、「まごわやさしい」食材を使って料理すると良いと返ってきました。「まごわやさしい」は、健康のためにおすすめの食材の頭文字を並べたものです。

以下の食材を取り入れてみてください。
ま: まめ(豆腐や納豆)
ご:ごま(ナッツや種実類)
わ: わかめ(ひじきや海藻)
や: やさい(緑黄色野菜や根菜)
さ: さかな(切り身や小魚)
し: しいたけ(きのこ)
い: いも(ジャガイモなど)

具体的なメニューだけでなく、少しひねりを効かせた回答をしてくるので、AIはある種、人間以上と言えるかもしれません。